国際マングローブ生態系協会の活動報告
2013年以降のISMEの活動の一部をご紹介しています。
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2022年の活動
2020年の活動
2019年の活動
2018年の活動
2017年の活動
2016年の活動
2015年の活動
2014年の活動
2013年の活動
2022年
2020年
2020年は、東京海上日動火災保険株式会社の御支援、および琉球大学・熱帯生物圏研究センターの御協力のもと、国際マングローブ生態系協会とマレーシア・サバ州森林局の協働10年目の節目の年となります。
2020年1月には、マングローブ植林事業 第2期で行われたマングローブ植林活動、研究活動、成果などについて紹介した「Rehabilitation of Mangroves in Sabah: The SFD-ISME Project (2014-2019)」を出版しました。マングローブ植林プロジェクトの植林地は今や サバ州全域に点在していますが、環境の異なる植林地でも、様々な工夫や努力をして、マングローブ植林を行ってきました。その経験・知見をフルカラーでわかりやすく紹介しており、多くの方々に読んでいただきたい1冊です。
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2019年
2019年8月27日~29日には、国際マングローブ生態系協会の職員とともに、東京海上日動火災保険株式会社の職員の方々がコタキナバルおよびその近郊に訪問されました。東京海上日動火災保険株式会社・副社長の岡田誠氏をはじめ、日本国内外から集まった41名の東京海上グループ職員の皆様によって、トゥアランのスラマン湖および、ボーフォートのプラウ・イスメ(ISME島)にてマングローブ植林が行われました。
2019年8月23日、サンダカンにあるサバ州森林局本部にて、第18回PSC会議とマングローブ植林事業 第3期(2019‐2014)に関するMoU調印式が行われました。調印式では、事業に尽力してくださっているサバ森林局職員の方々へ、感謝の意を表して、馬場繁幸理事長より感謝状を贈呈しました。
2018年
国際マングローブ生態系協会のSanit Aksornkoae会長がタイ国王により、首相府直属の国家経済社会開発委員会(National Economics and Social Development Council of Thailand)の議長に任命されました。 タイ王国の首相府が2018年に構成し直した国家経済社会開発委員会は、タイ国の調和のとれた持続可能な開発のための戦略策定を担う中央機関にあたります。それらの任務の中で策定される国家経済社会開発5カ年計画には、貧困、所得分配、競争、社会資本開発、持続可能な開発などへの対応策も含まれます。この度のサニット会長の栄誉ある国家経済社会開発委員会議長への就任をお祝いするとともに、タイ王国の発展へのさらなる活躍を祈念いたします。
2018年10月22日、タイ王国のチャンタブリー県にて、Maha Chakri Sirindhorn 王女殿下御臨席のもと、「the International Mangrove Botanical Garden Rama IX」(ラマ9世国際マングローブ植物園)の起工式が行われました。当植物園は、2016年に崩御されたラマ9世を記念して、タイ王国のチャンタブリー県に建設されるものであり、タイ王国では初、世界でも最初であろう国際的なマングローブ植物園です。その広さは83haとされ、施設の完成は3年後の予定です。 この植物園の目的は7つありますが、その一つが、世界93か国・地域に会員を持つ国際マングローブ生態系協会とパートナーシップを組み、世界のマングローブの保全のための国際的なネットワークセンターとして機能することとされています。 チャンタブリー県で行われた起工式は、タイ王国国会(National Legislative Assembly of Thailand、立法議会あるいは国民議会と翻訳されますが、日本の国会にあたるものなので、ここでは国会と表現しました)、 外務省(Ministry of Foreign Affairs)、天然資源・環境省(Ministry of Natural Resources and Environment)、海洋・沿岸資源局(Department of Marine and Coastal Resources )の共同で開催され、国際マングローブ生態系協会からは、会長であり、タイ国上院議員のProf. Sanit Aksornkoae、理事長の馬場繁幸、財務担当理事のDr. Hung Tuck Chanが参列しました。
2018年8月20日、サンダカンのサバ州森林局本部のBelian Roomで第16回事業実施委員会が行われ、新しくサバ州森林局 局長に就任した、DatukMahsor Hj. Mohd が議長を務められました。ISMEからは、馬場繁幸(ISME理事長)、Dr H.T. Chan(ISME理事)、Prof J.E. Ong(ISME主席技術顧問)、貝沼真美(ISME主任研究員)、佐藤克彦(ISME主任研究員)が代表して出席しました。会議では、マングローブプロジェクトフェーズⅡ(2015-2019)の植林活動をまとめた書籍の制作についてや、東京海上日動の職員の方々による植林ボランティアについて積極的な話し合いが行われました。2018年8月14-16日には、東京海上日動火災保険株式会社の東京本社より鈴木恵子氏、高津戸さおり氏が、サバ州を訪問されました。馬場繁幸、毛塚みお(ISME研究員)、マングローブプロジェクトの事業責任者であるDr. Joseph Tangahが同行し、来年に行われる植林ボランティアに向け、ボーフォート地区ウェストン川の植林地を中心にサバ州西海岸の関連施設を視察されました。
マングローブ植林事業のプロジェクト推進会議の参加のため、マレーシア・サバ州へ渡航しました。今回は、ISMEの関係者とともに高校生・高校教諭の日本人ボランティアが渡航に参加し、プロジェクトの植林地や広大なアブラヤシのプランテーションなどを視察しました。植栽地ではサバ州森林局の協力を得て、高校生と高校教諭の皆さんと共に約2,500本のフタバナヒルギの散布体を植林しました。
2017年
2017 年 9 月27 日、第14回プロジェクト推進会議がサバ州サンダカンにおいて行われ、ISMEより馬場繁幸理事長および元マレーシア・サインズ大学教授のオン博士が参加した。Sandakan保護区域やKunak保護区域のマングローブ植林地の視察を行いました。
2017年4月18~21日、国際熱帯木材機関(ITTO)、インドネシア共和国・環境・林業省、同国・バリ州政府と国際マングローブ生態系協会 (ISME) の4者が共催した、「持続可能なマングローブ生態系に関する国際会議 : SDGs1) とパリ協定 2) の達成に向けた貴重な資源の管理」が、インドネシア共和国のバリ島のデンパサールにて行われました。ISME 会長の Prof. Sanit Aksornkoae は開会式の基調講演
の中で、世界のマングローブが急速に失われていることに言及したうえで、マングローブの保全・再生へその努力を加速しなければならないと参加者に訴えました。国際会議の特設ページのリンク先はこちらです。
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2016年
グジャラート州のサバルマティ川河口において実施されている マングローブ植林事業の植栽地 視察と技術指導を行いました。 2015 年 7 月末に大きな洪水が ありましたが、残ったものは順調に成長を続けています。
2015年
2015年11月にマレーシア、サバ州のコタキナバルにて行われた国際会議”International Conference on the Heart of Borneo” および ”Sabah's Ramsar Conference”へ馬場理事長およびチャン理事が参加した。
2015年7月にマレーシア・サバ州森林局職員が来日し、沖縄県琉球大学にて第10回PSC会議が行われた。
2014年
2014年11月に、マレーシア・ペラ州で行われた国際会議 "The Perak Conference on a Century of Matang Mangrove Forest Management"に参加した。ISMEを代表して馬場理事長より、”Community participation(住民参加)、私達がこれまでの植林活動で学んできたこと”というタイトルでプレゼンテーションが行われた。
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2013年
関連するニュースレター(No.39 PDF)はこちら
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関連するニュースレター(No.38 PDF)はこちら
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国際マングローブ生態系協会は、これまでアジアだけではなく、アフリカ、中南米など世界各地でマングローブ林の再生や保全活動に取り組んできました。
スリランカでは現地NGOのSUDEESAの要請を受け、2016年からマングローブ林の再生などに精力的に取り組んでます。スリランカでのこれまでのマングローブに関するISMEの活動を記念して、2022年7月26日の国際マングローブディに合わせて、スリランカ郵政省が理事長馬場繁幸の切手と封筒を発行してくださいました。大変誇らしいことです。